確かな技術力と豊富な経験
注文住宅の設計・施工で培った技術力を、事業用建築にも応用しています。特に、耐火性や耐震性など日本の厳しい基準を満たす木造建築を実現するための技術と経験を有しています。耐火木材を活用し、安全で長持ちする建物を提供いたします。
SE構法
「木造」から「木構造」へ。
SE構法は、鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構法を日本の木造住宅に取り入れた、優れた耐震性と自由度の高い空間設計の両方を実現できる木構造です。小田急ハウジングは1998年からSE構法の登録施工店として、注文住宅をはじめ店舗や公共施設などの新築にもSE構法を採用しています。
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倒壊ゼロの耐震性
東日本大震災や熊本地震において、SE構法で建築したすべての建物が地震に耐え、構造被害は一棟も確認されませんでした。
公共施設や商業ビルを建てる際、耐震性が保証された建物であることは非常に重要で、災害時にも安心して利用できる建物を提供しています。 -
大空間を実現できる
構造計算に基づいて強度を確保しているため、設計の自由度が高く、広い空間や、複雑なデザインの建物にも対応可能です。
企業のオフィスビルや公共施設では、デザイン性と機能性を両立させた空間が求められることが多く、SE構法はこれに柔軟に応えられます。 -
環境への配慮
木材はカーボンニュートラルな素材であり、鉄やコンクリートに比べて環境への負荷が少なくなります。SE構法は木造の強みを活かしながら、強度を保つため、環境に配慮した建築を実現でき、持続可能な建築が求められる企業や自治体のニーズにも適しています。
SE構法の技術
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Step / 01
構造部材の接合部
SE構法では、独自開発の金物によって構造部材を鉄骨造のように強固に接合。断面欠損が少ない接合部は、木造でありながら堅牢な構造を作り上げ、少ない柱・壁で高い耐震性と設計の自由度を両立させています。
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Step / 02
構造用集成材
SE構法では、一定の強度が確保された構造用集成材を使用し、材料となる板は一枚一枚強度検査をしており、使用する接着剤も高い強度と耐久性を実験で確認しています。また、燃えてしまうことを想定した太さで強度計算しているため、デザイン性の高い木現しの空間にも実現できます。
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Step / 03
耐力壁
SE構法の耐力壁は、在来工法に比べて3.5倍もの強度をもっているため、壁の量を減らし、開放的な空間をつくることができます。また、繰り返し起きる大地震に耐えられるよう部材の実証実験を重ね、「JAS特類1級構造用合板」(厚さ9㎜の場合)を標準採用しています。
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Step / 04
構造計算と耐震シミュレーション
RC造や鉄骨造のビルと同じように緻密な構造計算を行い、明確な数値で地震に対する強さを示しています。また、お客様の建物が大地震に耐えられることを、建築する前に可視化するツールとして「耐震シミュレーション」というサービスがあります。
2×4工法
小田急ハウジングは、小田急グループの分譲住宅にて設計・施工を数多く担当しており、特に2×4工法には豊富な実績を持っています。地震に強く、快適な室内環境を生む2×4は日本の風土に適合し、コストパフォーマンスにすぐれた建築工法です。
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モノコック構造
床、壁、天井を隙間なく接合することで気密性を確保。夏は外気の熱を遮り、冬は暖めた室内の熱が外へ逃げるのを防ぎます。
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ファイヤーストップ構造
床や壁の枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断。壁の中を火が通って上階へ侵入するのを防げます。
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吊り天井
上階の音が伝わりやすい「直貼り方式」ではなく、独立した天井を設ける「吊天井方式」を採用することで、家の中と外の遮音性にすぐれ、振動の伝達を抑えます。
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通気工法
壁体内に空気の通り道をつくり湿気を放出することで、住宅の耐久性と快適性を向上。ウォーターガードを使用し「通気工法」とすることにより、すみやかに湿気を外気に放出させ、内部結露を抑制することができます。